2015年7月2日木曜日

ExpressFabric PCIe Switch Chips

ExpressFabric PCIe Switch Chips

PLXじゃなくて今はもうAvago。PEX85XX系86系87系と順調に進化を続けて、ついに97系。いや~この石すげ~ワ~。HPCの内蔵やマルチキャストDMA、ネットワークを意識したDMAディスクリプタにBDFのマスカレード等々。

ラック内でバックプレーンをコネクタで接続している分には大した問題にはならないのだが、最終的に外にケーブルを出してx8のパラレルで繋ぐとなると…。

#しかし完全に先越された。

くっ…くやしくなんかないんだからねっ!

2015年5月5日火曜日

ケーブルIFまわり

M.2

メモ。思い出すのにPCI-SIG経由で30分くらいかかった。意外とサーバ内部で使われていたりする。

OCuLink

出る出る詐欺でさっぱり進まない規格。

現状だとGen3 x16で単方向64Gbps。もう100GEtherとかだと余裕で足りてないんだよね。とはいえシングルファイバの100Gトランシーバなんて現実的(ブルジョワGW除く)ではないので、XAUI的にx4で分割することになるのだろう。え?それなんてQSFP?ただクライアントはそれで良いのだが、スイッチは当然話が変わってくる。

ネットワーク速度の上昇に汎用バス速度の上昇が追い付いていない。真面目にもうPCIeは汎用バスというか、ローカルストレージ専用になるんじゃなかろうかと思っている。PCI-SIGの進もうとしている方向もそう見える。

結局マザーボードの外に出そうとするとケーブルを1本化する為のSerDesは避けられず、そうなると銅線でディファレンシャルペアか光化でWDMするしかない。つまりコンピュータ屋はいつまで経ってもトランシーバ屋の背中に乗っているのが現実である。

2015年2月9日月曜日

MDIO

Management Data Input/Output

クロックも遅く至極単純なインターフェースなので接続するのは簡単なのだが、複数ポートの集合が進んでいる今風のPHYをコントロールしようとするとかなり面倒くさい。MAC層だけ持っているようなCPUに繋がっている分には、ソフトウェアで制御できるのでそうでもないが、FPGA直だと作業効率がどうしても悪くなる。PHYベンダーが自前のGUIツールを持っていたりするので問い合わせるのが吉。

MDIO部分だけPCIe経由で上位のプロセッサに渡せたりすると便利なのだが、MAC部分の実装がMDIOを包括していたりしてXilinx製のIPだとそれも難しい上に、PHYのコントロールがプロセッサでMACがFPGA内部というのもちょっと気持ち悪い。

PHYの位置とその制御、MACの位置とその制御がもっと自由に扱えたらナー。もう仮想化の流れは止められないのだから、1ポートなんて言わないでもっと細かく分割しようぜ(そしてオレに楽をさせてくれ

2015年1月22日木曜日

SGI NUMAlink7

昨日のSGI UV300の発表から辿ってSC14でのNUMAlink7へ。もう少し詳しい仕様が知りたいのだけれどあんまり落ちてないなあ。とりあえずこの辺り。

Technical Advances in the SGI UV Architecture June, 2012
White Paper SGI NUMAlink Industry Leading Interconnect Technology

あとこれくらいか。

SGI UV300 – The Most Powerful In-Memory Supercomputer

NUMAlink7 provides bandwidth of up to 7.47GB/s bidirectional and All-to-All topology, ensuring the lowest latency between any processors accessing the pool of resources.

引き続き調査予定。

UV300自体は完全にHPC向けでExadataとの差別化がよくできている。アーキテクチャとしてはインタコネクトとしてIBを採用しているExadataより自前でやっているUV300を個人的には応援したい。

2015年1月14日水曜日

FPGAエクストリーム・コンピューティング

FPGAエクストリーム・コンピューティング 第6回

毎度毎度気になり続けて第6回。行きたいと思う数少ない勉強会なのだけど、海外住みにはツラいところ。知り合いの方も登壇されるようなので、ニコ生で視聴予定。

FPGAと言えど、どちらかというとアプリケーションよりアーキテクチャ寄りに興味を覚える。プロセッサから複数のFPGAをスレーブで繋いでフォルトトレランスな多数決システムとか動的な書き換えとかやってみたいな。リファレンスボードじゃ無理なので誰かお金下さい。

動的書き換えで思い出したけど、なかなかtabulaが来ないなあ。時分割でリソース倍倍だぜというマジすかそれに期待しているのだけれど。

あ、あけましておめでとうございます。

2014年12月19日金曜日

FPGAアプリケーションエンジニア

インテルが求める「FPGAアプリケーションエンジニア」とはこんな人

一昨日あたりから、あちこちで話題になっているのを見かける。はてブのコメントも読んだけど、まあ大体はそんなスーパーな奴はいないという感じ。ひょっとするとインテルクラスの会社(インテル製の技術ドキュメントを読むと彼らが持つエンジニアリソースの量がよく分かる)にはゴロゴロいるのかも知れないが、恐らくそういう人間は転職市場には出てこないし、日本でそのスキルを生かすのは難しいだろう。

オレが日本を離れ、台北でハードとFPGAとOSとデバイスドライバをしこしこと作っている理由もそれだからよく分かる。だって日本にそんな仕事ないも~ん。あったところで「じゃあ月80万円で明日から来てください」「嫌です」即決で却下。人月単価商売を否定するわけではないが、エンジニアリングへのリスペクトを感じないので好きではない。オレが好きなのは客と呼ばれる人達を助けることではなく(それも良いけどね)、コンピュータそのものなのだ。

というようなエンジニアリング生活を貫いていると、インテルが求めるこれくらいのスキルセットを持っている人達とけっこうな数出会うし、実際弊社にもいる。ただこれから先のビジョンに共感できるか否かという話になることも多いので、ハイヤーできるかどうかというとまた別。

まあでも気を抜くと友達を紹介するからと誘われノコノコと出て行くとネットワークビジネスの紹介で友達だと思っていたクソガキから「もっと自由に働きたくないか?」「これ以上自由でどうすんだ間抜け」「もっと給料が欲しくないか?」「お前より稼いでるわボケ」といった面倒事に巻き込まれ、荒れた酒を飲むことになるから本当台北は地獄だぜ!ハッハー!

インテルがFPGA搭載プロセッサの投入を表明、MSの要望など反映か

こういう話もずいぶん前から出てはいるので、ますますヘテロな構成になっていくのだろう。既にZynqのようなハイブリッドなデバイスも出回り始めているし、これからもっとハードとソフトの境界があやふやになると、更にコンピューティングが面白くなるはず。

Achronix

個人的にはここの会社にもっとがんばって欲しい。大手2社に負けるな~。