最近はx86系のMBを作る仕事もあまりなく、あっても利益がでるような構造にもなっていないので、お断りすることが多い。それかSuperMicoroやAxiomtek辺りの製品リストを見せてこれらのどれかに合わせるのを薦めている。
というわけで、最近のCPU事情にすっかり疎くなった。ハードが雲の向こうに行ってしまったのもあるし、会社の予算もすっからかん。CPUリストとにらめっこしたのは、2年半くらい前に自前で組んだのが最後だったように思う。
そんな中、AMDのFX-9590を評価する機会を得た。わーい!4.7Ghzの8コア220Wだぜ~!どう考えても空冷じゃ無理!こんなに熱いのだからきっと爆速に違いない!
結果。
遅い。死ぬほど遅い。何か間違えているのではなかろうかと思うくらい遅い。あまりに信じられない数値に思わずぐぐる。
・Single Thread Performance
スコア1723、Rank253。うっそ~ん。8コアなのでトータルのパフォーマンス自体は悪くないのだが、如何せんコア単体が遅すぎる。
2年半前、オレが自前で組んだ時に使ったのがi5-3570K、3.4Ghzでスコア2030、88位。ちなみに1位のi7-4790Kが2530。確かにCore2以降はIntelの独壇場だとは思っていたが、まさかここまでとは。
ついでに今日現在の値段も調べてみた。
i7-4790K、最安\41800。
i5-3570K、もう売ってないのでオクで\18000前後。
FX-9590、最安\29345。
性能差ほど安くも無く。ただ8コアなので汎用機的に使うのならば良いのかも知れぬ。ひたすらエンコするにはお買い得とも言えるが、ゲームのようにピーキーなのには向いていない。
Athlon64までずっとAMDだったので、次世代のZENに期待。x86_64アーキをIntelに飲ませた頃のAMDをもう一度。
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