2015年11月20日金曜日

winドライバ証明書のはなし

Windows10では個人でのドライバ開発が不可能に?

準備OK? EVコードサイニング証明書の現状とその実際

スラドより。ZYNQあたりのFPGAで遊んでいると意外と困るやも知れぬ。DDKが無料配布になってからMSもオープン化の波に乗り始めたなーという感想を持っていたものの、OS自体のセキュリティを考えると致し方ないのかな。たぶんデバッグモードではインストールできるとは思うけれど、常用するわけにはいかないだろう。

うーん、jungoが儲かりますなあ。Xilinxが出しているサンプルアプリケーションのドライバがjungo製でソースが公開されていない為、VerilogソースからLinuxドライバを書くはめになって、Verilogのバグをデバドラで吸収してたりすると地獄を見るパターンを思い出した。

2015年10月27日火曜日

Linux IPC

久しぶりにLinuxのプロセス間通信を見直す機会が。ガシガシその辺りを書いていたのも、もう15年くらい前なのでさぞかし状況は一変しているのだろうと思いきやそうでもなかった。まぁ普段フレームワーク上で作業している分には縁遠い話ではあるけど、やっぱりDistributedな世界だと基本だよねーと適当に検索していたら比較的新しい資料を見つけた。参考になります。

An introduction to Linux IPC

2015年10月26日月曜日

AMD FX-9590

最近はx86系のMBを作る仕事もあまりなく、あっても利益がでるような構造にもなっていないので、お断りすることが多い。それかSuperMicoroやAxiomtek辺りの製品リストを見せてこれらのどれかに合わせるのを薦めている。

というわけで、最近のCPU事情にすっかり疎くなった。ハードが雲の向こうに行ってしまったのもあるし、会社の予算もすっからかん。CPUリストとにらめっこしたのは、2年半くらい前に自前で組んだのが最後だったように思う。

そんな中、AMDのFX-9590を評価する機会を得た。わーい!4.7Ghzの8コア220Wだぜ~!どう考えても空冷じゃ無理!こんなに熱いのだからきっと爆速に違いない!

結果。

遅い。死ぬほど遅い。何か間違えているのではなかろうかと思うくらい遅い。あまりに信じられない数値に思わずぐぐる。

Single Thread Performance

スコア1723、Rank253。うっそ~ん。8コアなのでトータルのパフォーマンス自体は悪くないのだが、如何せんコア単体が遅すぎる。

2年半前、オレが自前で組んだ時に使ったのがi5-3570K、3.4Ghzでスコア2030、88位。ちなみに1位のi7-4790Kが2530。確かにCore2以降はIntelの独壇場だとは思っていたが、まさかここまでとは。

ついでに今日現在の値段も調べてみた。

i7-4790K、最安\41800。

i5-3570K、もう売ってないのでオクで\18000前後。

FX-9590、最安\29345。

性能差ほど安くも無く。ただ8コアなので汎用機的に使うのならば良いのかも知れぬ。ひたすらエンコするにはお買い得とも言えるが、ゲームのようにピーキーなのには向いていない。

Athlon64までずっとAMDだったので、次世代のZENに期待。x86_64アーキをIntelに飲ませた頃のAMDをもう一度。

2015年7月2日木曜日

ExpressFabric PCIe Switch Chips

ExpressFabric PCIe Switch Chips

PLXじゃなくて今はもうAvago。PEX85XX系86系87系と順調に進化を続けて、ついに97系。いや~この石すげ~ワ~。HPCの内蔵やマルチキャストDMA、ネットワークを意識したDMAディスクリプタにBDFのマスカレード等々。

ラック内でバックプレーンをコネクタで接続している分には大した問題にはならないのだが、最終的に外にケーブルを出してx8のパラレルで繋ぐとなると…。

#しかし完全に先越された。

くっ…くやしくなんかないんだからねっ!

2015年5月5日火曜日

ケーブルIFまわり

M.2

メモ。思い出すのにPCI-SIG経由で30分くらいかかった。意外とサーバ内部で使われていたりする。

OCuLink

出る出る詐欺でさっぱり進まない規格。

現状だとGen3 x16で単方向64Gbps。もう100GEtherとかだと余裕で足りてないんだよね。とはいえシングルファイバの100Gトランシーバなんて現実的(ブルジョワGW除く)ではないので、XAUI的にx4で分割することになるのだろう。え?それなんてQSFP?ただクライアントはそれで良いのだが、スイッチは当然話が変わってくる。

ネットワーク速度の上昇に汎用バス速度の上昇が追い付いていない。真面目にもうPCIeは汎用バスというか、ローカルストレージ専用になるんじゃなかろうかと思っている。PCI-SIGの進もうとしている方向もそう見える。

結局マザーボードの外に出そうとするとケーブルを1本化する為のSerDesは避けられず、そうなると銅線でディファレンシャルペアか光化でWDMするしかない。つまりコンピュータ屋はいつまで経ってもトランシーバ屋の背中に乗っているのが現実である。

2015年2月9日月曜日

MDIO

Management Data Input/Output

クロックも遅く至極単純なインターフェースなので接続するのは簡単なのだが、複数ポートの集合が進んでいる今風のPHYをコントロールしようとするとかなり面倒くさい。MAC層だけ持っているようなCPUに繋がっている分には、ソフトウェアで制御できるのでそうでもないが、FPGA直だと作業効率がどうしても悪くなる。PHYベンダーが自前のGUIツールを持っていたりするので問い合わせるのが吉。

MDIO部分だけPCIe経由で上位のプロセッサに渡せたりすると便利なのだが、MAC部分の実装がMDIOを包括していたりしてXilinx製のIPだとそれも難しい上に、PHYのコントロールがプロセッサでMACがFPGA内部というのもちょっと気持ち悪い。

PHYの位置とその制御、MACの位置とその制御がもっと自由に扱えたらナー。もう仮想化の流れは止められないのだから、1ポートなんて言わないでもっと細かく分割しようぜ(そしてオレに楽をさせてくれ